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うちの屋根って?part2(スレート・瓦編)

どうも!(・ω・)ノ

施工部の山崎です。

 

前回に続き、

今回も【屋根】をご紹介いたします。

 

 

 

 

   

「今、最も普及されている!!」( ゚Д゚)

化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)
化粧スレートは、住宅の屋根で一番多く使われている屋根材です。化粧スレートという呼び名よりも、カラーベストコロニアルの方が聞いたことがあるかもしれませんが、実はカラーベストとは商品名で、コロニアルはその中で一番売れている商品名です。現在では、クボタとパナソニックが折半出資しているケイミュー株式会社の製品名、商品名です。
化粧スレートは、セメントに繊維を混ぜて固めたもので、日本瓦に比べて軽量で耐震性が高く、安価で施工しやすいといった特徴があります。また、カラーバリエーションが豊富です。短所は、メンテナンスが必要、割れやすい、劣化による色褪せが目立ちやすいことなどがあります。
2000年以前のスレート瓦では、アスベストが含まれています。アスベストは、飛散しないければ人体に影響はありません。但し、ボロボロになってしまうと危険です。2006年年以降に作られたものには、アスベストは使われていません。

 

 

 

 

  

「天然にこだわった!!」(゚д゚)!


天然スレート
天然スレートは、粘板岩(ねんばんがん)の玄昌石という石を板状にした屋根材です。高い耐候性、耐久性、断熱性を持っています。ただし、割れやすく、価格が高いので日本ではあまり普及していません。日本では宮城県石巻市雄勝町でしか生産されておらず、ほとんどが海外からの輸入です。
身近な建物で天然スレートが使われているものには、東京駅があります。これは、雄勝町の天然スレートです。

 

 

 

  

「色んなデザインが可能です」(^^♪


厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)
厚形スレートは、セメント34%と硬質細骨材66%と水で混練しモルタルの瓦です。特徴は、熱に強く、膨張縮小の影響を受けにくく、施工もしやすく表面を塗料で着色するのでカラーバリエーションも豊富です。形状により和形、平形、S形等の種類があります。
定期的なメンテナンスが必要で、怠ると、チョーキング、色あせ、変色、カビやコケが発生します。

 

 

 

 

  

「次世代瓦屋根!」(; ・`д・´)


コンクリート瓦(モニエル瓦)
コンクリート瓦は、厚形スレートと同じ原料ですが、セメント量が少なく、押し出し成形方式で形を作るので、立体感のある洋風住宅向きの屋根材です。
日本瓦と比べると価格は安く、厚さ重量は同じくらいあります。そのため、耐火性に優れ、塗料で着色するのでカラーバリエーションが豊富です。

 

 

 

 

  

「昔ながらの日本の伝統!!」
日本瓦(粘土瓦)
粘土瓦とは、岩石が風化してできた粘性のある土を瓦の形にして乾燥させ、1,000~1,250℃の高温で焼き上げて作る屋根材です。屋根材の中でも最も耐久性があり、100年以上持つとも言われています。また、塗装は必要ありません。唯一の弱点は、重量が重いので、耐震性に劣る点です。
日本瓦の種類は、形状によってJ型(和形)、F型(平形)、S型(スパニッシュ瓦)があり、さらに焼き上げる際に、表面に釉薬を塗る釉薬瓦(ゆうやくがわら)、何も塗らない無釉薬瓦(いぶし瓦)、に分かれます
また、瓦が作られる地域によって、三州瓦(愛知県西三河地方で生産されシェアNo1)、石州瓦(島根県の西部で生産されNo2)、淡路瓦(兵庫県淡路島で生産)という呼び名が付きます。

 

今、地震が多いこの時期ですが、

建物に非常に重要なのが【屋根】なんです。

地震での揺れによって倒壊する建物の原因として、

屋根が重いことが挙げられます。

ただし、重いから悪いわけではありません。

=重く丈夫=雨風に強い揺れに弱い

スレート=軽く脆い=揺れに強い雨風に弱い

金属軽く丈夫熱を通しやすく・耐久性が低い

良い点もあり・悪い点もあります。

 

自分の家のことを知ると、もしかしたら

災害対策につながるかもしれません。( ..)φメモメモ

 

 

以上が【屋根】の主な種類です。

次回はそんな屋根の【形】についてご説明したいとおもいます。

 

では、また(=゚ω゚)ノ

 

 

 

 

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