STAFFブログ
ざっくり紹介木部塗装!!
どうも!
施工部のヤマザキです(=゚ω゚)ノ
今回は木部塗装をご紹介したいと思います。
この度、お客様から
1枚物の天板を再度塗装してほしいと、
ご要望を承り、
施工する機会があったので、
その一連の流れをざっくり説明したいと思います。
あくまで、自分流なので参考にでもしてください(#^^#)
そしてこれが、お預かりした天板(木板です
長さ2.5mx幅60cmほどの りっぱな一枚物ですね。
まず初めに、下地調整を行います。
傷んだ表面をきれいに研磨していきます。
今回は大物なので、電動工具を併用して作業していきます。
使っているのは、電動サンダーと呼ばれるものです。
研磨紙の粗さは、
粗削りで♯150程度
仕上げ削りで♯320程度を使用します。
次に、
研磨で消えない深い傷、穴、段差等をパテを使い補修します。
※ここでポイント!
本来であれば、コクソやウッドパテを使いますが、
後々、塗装をする際、色の入りが違ったりと目立つことが多いので
僕の場合は、ナショナルパテと木の粉(研磨で出た木屑)を混ぜ合わせたものを使います。
そうすることで、ある程度色の入り方、なじみ具合が元の木に近づき、目立たないと思います。
パテで補修したころを再度、研磨紙で削り下地を仕上げます。
これでやっと、下地調整の出来上がりです。
ここまでの作業が地味に大変で大事です。
写真:上が今回の塗装色 写真:下の木片がサンプルです。
次に、色を塗っていきますが、
今回は、上記の写真にある木片の色に
合わせてほしいということなので
色を調色して塗っていきます。
色ができたところで
まずは
◎色付けけ一回目!!
今回は木目を生かして仕上げるため、塗料をしみこませて
色を付けていきます。
塗り方のコツは、なるべく均等に、長辺方向に刷毛を通して
ムラが出ないように塗広げていきます。
そして、これが色付け1回目作業が終わり、
乾燥させたものです(約1日)じっくり乾かしてます。
そして
◎色付け2回目です。
2回目を同じように塗っていきます。
そして、色付け2回目が終わり乾燥させたものがこちら。
十分に色がついたことを確認したら、いよいよ仕上げの工程です。
このままでは、傷などに弱いので
最後にクリアー塗料を用いて
塗膜を作り、傷などに強くしていきます。
クリアー塗装は、しなくてもいいのですが、汚れや耐久性に問題があるので、
なるべく行うことおすすめしています。
今回は、艶有クリアーを使用します。
クリアー塗装も2回塗ります。
先ずは◎クリア-1回目!
っとその前に!
一度色付けが終わったら、表面処理を行いましょう。
※今回写真はありませんが、ダンボールの表面や紙やすりの裏面のつるつるした紙などで
優しく表面を撫でていきます。
目には見えない埃などがついて、ざらついています。
クリアー塗装を行う前にしておいたほうが、仕上がりもきれいになります。
そんなこんなで、
◎クリアー塗装、1回目!
コツは垂れない程度に塗料を塗りつけていき、塗り方も色付け同様
長辺に向かって刷毛を通していきましょう。
◎クリアー塗装1回目完了状況。
艶はしっかり出てますが、乾くと若干ぼやけます。
クリアー1回目の艶
そして◎クリアー2回目を行います。
しかし、ただ刷毛だけで仕上げるだけでもいいのですが、
一応仕上がりにもこだわりたいので
ひと手間加えます。
※塗料シンナー吹きを行います。
こうすることで、塗料がゆっくりとなじみながら乾き
艶だしとムラけしの両方の効果があります。
まぁ、しなくてもいいけどねw
高級家具などは初めから吹付が多いですけどねw
吹付終わり。
☆ 3日~4日完全に乾かして。
完成です。
また、べたつき防止&防汚・撥水効果を持たせるため、
シリコンスプレーを吹きかけ仕上げています。
肌触りもスッベスベになっております。
まぁ、今回はざっくりとこんな感じで
ご紹介いたしましたが、
中々に手間のかかる作業ですね。(=_=)
最後に一言!!
木部塗装をするときの一番のコツは
「時間をかけて丁寧に!!」( ゚Д゚)
他にも、木部塗装は難しいことが多いですが、
それはまたの機会にご紹介したいとおもいます。
では、また(^o^)丿