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うちの壁って?part2 (モルタル編)

どうも!(・ω・)ノ

 

施工部の山崎です。

 

前回に続き、

今回も!!( ゚Д゚)

壁について紹介・説明していこうと思います。

 

「モルタル」です!!

 

 

では、さっそく( *´艸`)

 

 

 

 

「昔ながらの、なじみある工法!!」(^^♪

 

「モルタル」
モルタルの壁はラスという針金の網などの上に砂・水・セメントを混ぜて練り上げ、

モルタルを左官コテで塗りつけた外壁材です。

 

1980代までは主流でしたが、施工に手間がかかるため最近ではあまり用いられなくなった工法です。

 

しかし、外壁塗装を必要とする年代の家屋では、まだまだモルタルが少なくありません。(ここ重要)( ゚Д゚)
模様の造り方によって「4種類」に分かれ、名前や性能が異なります。

 

 

「デザイン性は千差万別!!オリジナリティ抜群!」(/・ω・)/

「ジョリパット」
ジョリパットとは、モルタルの上に施工するフランス生まれの塗り壁材です。
砂と塗料を混ぜて作られるので、表面がザラザラになります。

 

「特徴」は、安価で、耐候性や防汚性に優れていて色あせしにくく、カラーバリエーションや仕上げ方法などが豊富です。
また、モルタルの弱点であるヒビ割れも少ないです。

 

ただし、10年に1度は塗装は必要です。

一般的なシリコン系の塗料でも塗装はできますが、デザインや質感を損なうのでアイカ工業のジョリパットフレッシュを使うことが多いです。
この塗料は単価が通常の塗料より安いのですが、通常の壁よりも塗料を多く使います。

 

 

 

  

「ぼてっと!つけた水玉模様」(●´ω`●)


「吹き付けタイル」
吹き付けタイルとは、表面が凸凹になるように異なる種類の塗料で3層にして1~5ミリ程度の厚さで吹き付ける複層仕上です。
仕上げの方法には、中粒仕上げと表面を潰す押さえ仕上げがあり、それぞれ模様が違います。


通称「ボンタイル・玉吹き」と呼ばれる模様です。

表面はツルツルしているため、リシンやスタッコに比べて使う塗料の量が少なくなります。

弾性タイプもあり、モルタルの弱点であるヒビ割れを起こりにくくするものもあります。

 



  

「砂で作った家みたい!? 」(>_<)


「リシン」

リシンとは、薄付け仕上げ塗材と呼ばれる仕上げの方法です。

見た目は、表面に細かい砂粒がありザラザラしていて、艶もありません。

これは塗料と一緒に砂粒を混ぜて吹き付けるため、このようなデザインになります。

仕上げ方法の中で一番安価です。

 

素材には、セメント系とアクリル系のものがありますが、現在はアクリル系が主流です。
ヒビ割れを起こりにくくする弾性リシンもありますが、元々の塗膜が薄いためあまり意味がなく、弾性系なので汚れやすいです。
そのため、ヒビ割れを気にするなら他の仕上げ方法をお勧めします。
再塗装する場合は、リシンの下地は吸い込みが激しいので、しっかりと下塗りを吸わせてから中上塗りをする必要があります。

  

「吹付タイルとリシンの間かな?」(´・ω・`)


「スタッコ」
スタッコとは、厚付け仕上げ塗材と呼ばれる仕上げ方法で、リシンを厚くしたものだと考えて間違いありません。
5~10ミリ程度の厚さで吹付けます。


素材もリシンと同じく、セメント系とアクリル系のものがありますが、現在はアクリル系が主流です。
見た目は、表面が凸凹でザラザラしています。

弾性スタッコもあり、モルタルの弱点であるヒビ割れを起こりにくくするものもあります。
塗り替える際に、リシンや吹き付けタイルに比べ約3倍の塗料を使用するので料金が高くなります。
作業も手間がかかるので、時間もかかります。

 

 

 

 

「軽いし丈夫!!施工も簡単!」(*’▽’)


「ALC(軽量気泡コンクリート)」
 ALCとは、「軽量気泡コンクリート」のことです。
わかりやすく言うと通常のコンクリートの耐久性は強いが重いという欠点を克服して、重さの約4分の1にした軽いコンクリートです。

正式名称は、Autoclaved(オートクレーブ養生) Light weight(軽量気泡) Concrete(コンクリート)です。

日本で最も有名なのが、旭化成のへーベルハウスなので、ALC=へーベルハウスだと思っている人も多いです。

 

原材料は、珪石、セメント、生石灰なのでシックハウス症候群の原因となる

有害な化学物質アスベストを含んでいないため人体に無害で、リサイクルが可能な環境に考慮した建築資材です。

不燃材で断熱性に優れており熱伝導率はコンクリートの約1/10です。

 

戸建住宅の外壁には、厚み50mmのALC板が使われます。

ALCにも水に弱いという弱点があります。

そのため、塗装が剥がれてしまうと劣化する恐れがあるので、早めに再塗装する必要があります。
また、サイディングと同じく目地部分があるので、シーリングの補修は必須です。

 

 

 

 

 

「圧倒的頑丈さ!」(; ・`д・´)


「RC(鉄筋コンクリート)」
RCとは、鉄筋コンクリートのことです。
RCと鉄筋コンクリートは別物と言う方もいますが、同じものです。

 

正式名称は、Reinforced(補強された) Concrete(コンクリート)です。

コンクリートは圧縮の力に強いが、引っ張られる力に弱いという欠点を鉄筋を入れることにより補強したものです。

鉄筋コンクリートは、気密性が高く、耐熱性、遮音性、耐震性、耐久性に優れていると言った特徴があるだけでなく、

デザインの自由度が高い材です。

コンクリートは、不燃材なので耐火性があるため建物全体が耐火構造と言えます。

デザインは、打ちっぱなしと呼ばれ表面に撥水剤を塗る方法や、

表面にリシンや吹き付けタイルという仕上げ材を吹き付けて仕上げる方法を行うことで様々な表現が可能です。

 

構造上非常に強固なため、解体など撤去が困難な点があります。

 

 

今回は、モルタルとその壁に直接塗る壁のデザインについて、お話しました。

 

 

 

次回は、ちょっと特殊壁を紹介していきます。

 

 

ではまた(=゚ω゚)ノ

 

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